【参考資料:症例報告への適用結果】

複数疾患合併症例では主疾患のみを統計の対象とした。
下記結果は一次検索のみの結果であり、検索対象たる知識べースの有無に無関係。
知識ベース充足率は2006年1月15日現在のものである。

1. NEJM Vol. 343(2000年)〜Vol. 353(2005年)のMGH症例のうち適用困難または適用不適当と思われる症例 (はじめから病名がわかっている症例など)を除いた197例へ適用した結果。(知識ベース充足率=95.3%)
  • 1) 検索疾患リストの上位 20疾患内に主疾患がある割合=46.2%。
  • 2) 検索疾患リストの上位 50疾患内に主疾患がある割合=73.6%。
  • 3) 検索疾患リストの上位100疾患内に主疾患がある割合=79.2%。
2. 日本医事新報ジュニア版(No.399(2001.1)〜No.449(2006.1)におけるReversed CPC症例の全42例への適用結果。 (知識ベース充足率=100%)
  • 1) 検索疾患リストの上位 20疾患内に主疾患がある割合=64.2%。
  • 2) 検索疾患リストの上位 50疾患内に主疾患がある割合=88.1%。
  • 3) 検索疾患リストの上位100疾患内に主疾患がある割合=92.9%。
3. 日本臨床『内科から病理へ 第3集』(1980年秋季増刊)の117例のうち適用困難または適用不適当と思われる症例を除いた116例への適用結果。 (知識ベース充足率=95.7%)
  • 1) 検索疾患リストの上位 20疾患内に主疾患がある割合=55.2%。
  • 2) 検索疾患リストの上位 50疾患内に主疾患がある割合=74.1%。
  • 3) 検索疾患リストの上位100疾患内に主疾患がある割合=85.3%。

報告者 鳥越恵治郎(torigoe@cc.okayama-u.ac.jp)
参考文献 コンピュータ診断支援ツール
日本医事新報 2003:No.4120:24-32